天ぷらなどで味わう
三重県立熊野少年自然の家(熊野市金山町)は3日、同施設野外炊事場とその周辺で、「春の野草ウオッチング」を開催。熊野市をはじめ、尾鷲市、紀宝町、新宮市、那智勝浦町から親子9組21人とスタッフ9人が参加した。
本山拓哉所長のあいさつに続き、講師の岩崎哲也さんが説明。参加者は真剣に聞き入っていた。岩崎さんは「野草の中には、天ぷらなどにしておいしく食べられるものや、そうではないものとに分類されます。テキストを見ながら、よく観察して野草を選んでください。また、触れるとかぶれる物もあるので注意して今日は野草ウオッチングを楽しみましょう」などと、小学校低学年にもわかりやすく解説した。
説明の後、場所を移して自然の家周辺を散策。子どもらは普段あまり気付かない種類の野草などを見つけては講師から、詳しい説明を受けて驚いた様子だった。この日は、あいにくの雨模様だったが終始、熱心にウオッチングに取り組んでいた。
昼食には、採れたて野草を使っての天ぷらや、わらび入りのうどんに舌鼓を打ち、春の味覚を楽しんだ。各テーブルからは「おいしい!おいしい!」との声が聞かれた。最後に後片付けやアンケート記入を行い、催しは終了した。
※写真は熊野少年自然の家提供