春の全国交通安全運動が6日から15日までの10日間、実施される。啓発活動のほか、各警察署ではパトロールや取り締まり活動も強化して臨む姿勢。
近年、繰り返し啓発されるのが、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時、車両の一時停止について」。JAF(日本自動車連盟)の調査によると、2019年は三重県が3.1%で全国ワースト1位だった。不名誉な記録を受け、三重県警は各種団体とも連携しながら改善に向けて取り組んだところ、2020年の調査では27.1%にまで上昇。全国平均の21.3%を上回った。一方、和歌山県は15.9%と平均以下。ちなみにトップは長野県の72.4%。全国平均で2割強しか止まらないところ、長野県では実に7割以上の車両が停止する。和歌山、三重ともにここを目指してほしい。
車での通勤途中、通学路を通るため、ほぼ毎日このような場面に出くわす。児童・生徒が横断待ちをしているものと思い、速度を控えめにしている。当方が見る限りだが、新宮市近郊では多くのドライバーが一時停止への意識は随分高くなっている。これを継続することが大切だ。
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