新宮市内出土品が多数
企画展「陶磁器が語る中世の新宮」が16日、新宮市阿須賀(阿須賀神社境内)の市立歴史民俗資料館で始まった。4月18日(日)まで、入館は無料。新宮市内で出土した陶磁器が多数展示されており、中世の新宮の姿をうかがい知ることができる。
新宮市教育委員会、新宮市立歴史民俗資料館の主催。熊野速玉大社が所蔵する、市内で出土した瀬戸焼瓶子や、白磁四耳壺などが展示。出土場所もボッツリ山、日和山、丹鶴山、神倉山麓などさまざまで、年代も13、14世紀の鎌倉、南北朝時代のものとなっている。
新宮城下町遺跡で出土した遺物も、多数が展示されている。瀬戸焼、常滑焼、中国製陶磁器など種類が多く、幅広い範囲との交易があったと推測される。
同館の開館時間は、午前9時~午後5時。休館日は毎週月曜日となる。企画展に関する問い合わせは、新宮市教育委員会(電話0735-23-3368)または新宮市立歴史民俗資料館(電話0735-21-5137)。