3月3日といえば「ひな祭り」を思い浮かべる人が多いと思うが、地味に「耳の日」でもある。若い頃にピアスをずっとつけっぱなしにしていて、ある日突然金属アレルギーを発症した。それ以来、短時間でも着用すると赤くなったりかゆくなったりするため、今ではほとんどつける機会がなくなってしまった。
少し前までは耳飾りといえばピアスが主流で、大きな金具のついたイヤリングは“格好悪い”という風潮があったが、現在は若者のピアス離れが顕著らしい。理由として、穴を開けなくても気軽に着用できるノンホールピアス、クリップなどでひっかけて耳全体を装飾するイヤーカフなどのバリエーションが増えたことが挙げられる。
また、ファッション業界全体でストレスフリーの流れがあり、ゆったりしたデザインの服やペタンコ靴など、体に負担をかけないアイテムが人気の傾向にあるという。小さな子どもがいるから、金属アレルギーだから、ひっかけると痛いからなどとピアスを諦めていた人も、これらのストレスに悩まされることなく、多種多様にイヤーアクセサリーを楽しめる時代が到来しているようだ。
【織】