食通を唸らせる逸品
サンマ丸干しに注文殺到
酒にもお茶漬けにも合う
サンマ丸干しに注文殺到
酒にもお茶漬けにも合う
熊野地域の特産品を取り扱う熊野物産・神倉本店(丹羽生代表取締役社長)で、サンマ丸干しが食べごろを迎えている。丹羽社長によると、サンマ丸干しは串本町~尾鷲市の特産品で、この時期、絶品の味を求めて注文が殺到するという。
サンマ丸干しが味わえるのは12月から4月ごろまでで、特に12月の初物は「ボダ」と呼ばれ、ふっくらとし、肉質も柔らかい丸干しとなる。一方で、2月からの丸干しは三日三晩、冷たい風に当て干したもので、カラカラに乾き肉質が硬い「かんぴんたん」と呼ばれる逸品。
全国の食通は、この「かんぴんたん」を目当てに2月からのこの時期を狙い予約するそうだ。「これでなければダメ!」と評判を呼ぶ味。酒のお供にもってこいで、食通を唸らせている。また、お茶漬けにも合い、優しい薄塩仕立てで減塩を気にする人にも、安心して味わえるのがうれしい。
気になるお値段は、特大のサンマ丸干し1本が280円(税込)。1年に1度、この時期を逃すと来年まで待たなければいけない貴重な食材。おいしい食べ方は、先ずは炙ったサンマ丸干しの頭と尻尾を持ってかぶりつく。次に、はらわたのほろ苦さを堪能し、尻尾の近くの凝縮した旨味(うまみ)を味わう。
丹羽社長は「ふるさとの味を全国に届けてほしい」と来店を呼び掛けている。
TEL.0735-22-0174
新宮市神倉2-8-11
営業時間/9時~19時
定休日/毎週水曜日
新宮市神倉2-8-11
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定休日/毎週水曜日