新型コロナウイルス感染症対策の中で、紀北町議会でもっとも意見が割れていたのがプレミアム付商品券。「上乗せ分のある販売ではなく、1人1万円の商品券を配る方がいい」との意見もあったが、行政は「地域経済を活性化させるための施策」と説明している。
プレミアム付商品券は事業者支援の施策だと理解しているが、販売開始1か月後の販売率7割という数字は想像していたよりも低い。
先月中旬に臨時販売所を設置したことについて、年金支給日直後に設定した配慮も見受けられたが、販売所の設置場所が販売開始日とほぼ変わらない点が少し気になった。
販売開始日の臨時販売所は3密防止を避ける意味で一斉にやる意味があった。臨時販売を追加するのであれば、販売機会を補完する意味でも、日時を決めて各地区の集会所を回った方が、交通手段を持たない人の助けにもなったのではないか。
新型コロナウイルス感染症対策の追加が必要となる可能性がある。臨時販売所における町民の動向は災害時対応に通じるものがある。販売率次第ではあるが、臨時販売所に各集会所も追加すれば、より町民が購入しやすくなるのではないか。
(R)