コロナ禍で迎えた成人の日。当地方では延期されて華やかな姿を見ることができなかったが、実施した自治体では、式典を地域ごとに複数回に分けたり、同窓会を中止したり、オンラインを活用するなど、それぞれ工夫が凝らされた。
ある番組が1都3県の新成人に「コロナ禍を経験してどんな大人になりたいか」のアンケートをとったところ、「どんなことにも柔軟に対応できる大人」「さまざまな場面に遭遇した時も安定行動をとれる大人」などといった回答があった。日本中が新型コロナウイルスに翻弄された1年を踏まえ、しっかりした答えに頼もしさを感じた。
1都3県に緊急事態宣言が出され、愛知や岐阜も宣言を出すよう要請、三重県も独自の宣言を出すことも検討。変異も出てきて新型コロナはまだまだ先は見えず、再びさまざまな制限が出てきそうだが、一方でインフルエンザの報告数は12月28日から今月3日の第53週で69。前年の6万4553に比べて約0.1%で、感染症対策が功を奏しているのも確か。
さまざまな節目を迎える人たちは、従来のようにいかないが、何年か先に、笑顔で振り返えられることを願いたい。
(J)