大雪の影響により、関越自動車道で多くの車が立ち往生したことはテレビや新聞報道で大きく取り上げられた。また、北海道はじめ豪雪地帯では、雪に起因する交通事故が連日発生しており、中には死亡事故もある。
雪国の冬は本当に大変だ。寒さをしのぐのは着込んだり、暖房器具をうまく活用したりすれば何とかなるが、車の運転だけは、自分が注意していても今回のような立ち往生や、もらい事故もある。
20代のころ、冬場に長野県内のスキー場を車で訪れた。初めての雪道。途中のサービスエリアでタイヤチェーンを装着し、スピードをかなり抑えて走るが、ハンドルを握る手には汗がにじむ。後方に車が連なってきたため、路肩に寄せて先に行ってもらうが、その際にも車線が雪に隠れて見えず、あやうく側溝にタイヤを落とすところだった。予定よりも数時間遅くスキー場に到着。これまでに経験したことのない運転疲れで、その後のスキーが十分に楽しめなかったのを覚えている。
雪のほとんど降らない地域のありがたさが身に染みた。とはいっても、山間部では路面の凍結があり、十分注意して走行しなければならない。
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