マイナス4度以下になると水道管の凍結や蛇口の破裂が多く発生するとされている。凍結しやすい場所は、屋外でむき出しになっているところ、風当たりの強い北向きの寒いところにある水道管、蛇口などは要注意とされている。
凍結を防ぐためには、水道管や蛇口の露出している部分に市販の保温材や布、縄などをしっかり巻きつけ、その上からビニールテープなどを巻いて保温材がぬれないようにする。仮に凍ってしまったら自然にとけるのを待つか、水道管や蛇口にタオルや布をかぶせて、その上からぬるま湯をゆっくりと気長にかけること。直接、熱湯をかけると水道管や蛇口が破裂することがある。
マイナス4度といえば、当地方ではあまり関係ないとも思われがちだが、紀北町の紀伊長島では数年に1度は観測。尾鷲では8年近く観測されていないが、観測所がある市街地から離れれば気温はさらに低くなる。
最近は水道管凍結指数なども発表されており、凍結が予想されるときに蛇口から少しずつ水を出しておく手もある。いよいよ冬本番を迎え、これから大寒にかけて寒さがさらに厳しくなる。今から点検と備えを。
(J)