6月に厚生労働省がリリースした厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA」。翌日から171日間使用しているが、ほとんどこの地域から出ない状況で、陽性者との接触は確認されていない。
8日午後5時現在のダウンロード数は2131万件。一度削除し、再ダウンロードした場合、複数回カウントされる場合があるとのことだが、総人口に占める割合は16.9%。陽性登録者数は3861件で、感染者16万3929例に対する割合は2.4%。登録者は3か月余りで4%ほど増えたが、まだまだ低調。
プライバシーを維持したまま、ユーザー同士の接触を記録し、過去14日の間で、距離1メートル以内に15分以上とどまっていた人が、後に感染が分かれば通知してくれる。接触の可能性が分かることで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができ、利用者が増えることで感染拡大の防止につながるとされている。
〝我慢の3週間〟も中盤に入っているが、国内での重傷者が過去最多を記録するなど、とどまるところを知らない非常事態。イベント参加にダウンロードを条件とするなど、利用者拡大にもう少し強制力をもたせられないものか。
(J)