今年も残すところ1か月あまり。新型コロナウイルスに振り回された一年になったが、終息どころか、第3波が到来し、まだしばらくはコロナが日常生活から離れることはない。マスク着用や手指消毒は当初から求められる基本的な予防。たまにコンビニやスーパーに入るとき、マスク着用を忘れ、あわてて車に取りに戻ることもあるが、外出時は無意識に着用するまで習慣づいている。
本紙エリアの神社や仏閣では例年通り、さまざまな迎春準備が進んでいる。一方で初詣に関して和歌山県神社庁が先日、「正月三が日に集中せず、分散して参拝してほしい」と呼び掛けた。同庁は、神社における感染症ガイドラインを作成し、県内約400の神社に配布した。その中では、多くの人が触る手水舎(てみずしゃ)の柄杓(ひしゃく)を撤去し、流水形式にすることを推奨。鈴緒の使用前後の手指消毒も呼び掛けている。また、参拝者の混雑を避けるため、さい銭箱の増設も提案している。
熊野速玉・那智・本宮大社の熊野三山には全国各地から大勢の人が初詣に訪れる。神社の対策に加え、一人一人の感染予防が求められる。
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