「バイクがパンクしています」。修理に出さなければいけないと思い、タイヤを確認するが何かが刺さった跡をはじめ、ヒビや亀裂もない。空気を入れても漏れる気配はなく、数日たっても異常はなかった。
正常なタイヤでも自然と空気は抜けるもの。空気圧の低下は1か月で約5%といわれ、月一回のチェックが推奨されている。1年もたつとかなり少なくなるが、空気が減ることを知らないと点検を怠ることになる。
空気圧が下がると、燃費の悪化をはじめ、運転中にふらついたりするなどさまざまな影響が出てくる。ひどい時には段差を越えたり、曲がるために車体を傾けたときにタイヤがホイールから落ちてしまうこともあるという。
空気圧不足のデメリットは自動車でも同じようなことが言えるが、バイクは4輪と違って不安定。転倒の恐れもあり、安全面でも重要だが、気にしない人は手で押してへこむほどでも平気で乗り続ける。
空気は温められると膨張し、温度が下がると収縮する。夏場に比べ寒くなってくると空気圧は当然、下がってくる。しばらく空気圧のチェックした覚えがない人は、一度チェックしてみてはどうだろうか。
(J)