三重県のホームページに道路冠水想定箇所一覧表がある。それによると、尾鷲市では小川西町の国道42号の下を通る市道、矢浜1丁目の中井浦九鬼線(黒潮道路)など4か所、紀北町では引本浦の県道須賀利港相賀停車場線、東長島のJRの下を通る町道など7か所の計11か所が示されている。
道路や鉄道などと立体的に交差しているアンダーパスや、前後に比べて道路の高さが局部的に低くなっている区間。ふだんの雨では支障ないが、局地的な短時間の大雨で雨水が急激に集中し、排水能力を超えると一時的に道路が冠水し、通行に支障をきたす恐れがあるとして注意を呼び掛けている。
昨年10月の大雨で立ち往生する車が出た県道三木里インター線に「この先大雨時冠水注意」の標識が立てられたが、少なくとも冠水想定箇所一覧は平成30年3月から更新されていない。記録的短期間大雨情報が多発する近年、当地方でも時間雨量100ミリを超える雨が毎年のように降っている。
冠水危険個所の洗い出しと想定箇所一覧の情報更新も必要だが、ドライバーも安易に冠水した道路は要注意。特に注意標識がある区間に突っ込むのは避けた方が無難である。
(J)