1日当たりの感染者が1000人を超える日があるなど、新型コロナウイルスの第2波はとどまるところを知らない。その一方で、症状発症後に勤務を続ける地方公務員などの軽率な行動がいまだに報道されている。
例年の夏と比べて人の移動は少ないものの、非常事態宣言が出されていたゴールデンウイークとは異なり、人の往来も多い。軽率な行動を慎まないと、盆明け、夏休み明けのさらなる感染拡大もありうる。
高校野球や高校総体の代替大会が各地で行われているが、中には開催されない種目もあるし、当地方では直前に感染者が出たため、中体連夏季体育大会が中止となった。これ以上感染が拡大すれば、今後予定されている大会も危うくなる。
新型コロナウイルスは発症の2、3日前から感染リスクが高くなるとされており、感染した人のおよそ4割は、無症状の感染者からとする見方もある
誰が感染してもおかしくない状況にはあるが、これ以上拡大させないため、子どもたちを悲しませないためにも、一人一人がマスクの着用や手洗い、体調のチェック、3密回避など、感染防止対策を徹底し、軽率な行動はとらないことが大切である。
(J)