50%のプレミアム(上乗せ分)が付いた「どうまい尾鷲お食事券」が3日(月)から販売される。同日から5日(水)までは、午前10時から午後3時まで市中央公民館に販売所を特設する。
尾鷲市が新型コロナウイルス感染症の影響で低迷している市内経済を活性化するため発行するもので7500円分(500円券15枚セット)を5000円で販売する。発行は2万セットで、市が上乗せ分の5000万円を、国の地方創生臨時交付金の一部を活用して負担する。
使用期間は3日から12月31日までで、おつりはでない。商工会議所で販売するが、当初の混雑を避けるため、3日から5日は市中央公民館1階の視聴覚室にも販売所を設ける。8日(土)、9日(日)は午前10時から午後3時まで商工会議所を開ける。それ以降の土・日は販売しない。
7月22日締め切りで募集したところ、料理店や喫茶店、スナックなど97店が手を挙げた。購入者には利用可能店舗の一覧表のついたチラシを渡すほか、参加店にポスターを掲示してもらう。
なお、使用期間中は随時参加店舗を募る。チラシには記載されないが、商工会議所のホームページなどで周知を図ることにしている。
7月22日までに申し込んだ参加店舗は後報。
活性化に期待
感染予防にも注意を
どうまい尾鷲お食事券の発行にあたり、加藤千速尾鷲市長は全国的に新型コロナの感染が拡大していることや旧盆期の規制や夏休みで普段より多くの人が尾鷲に訪れることに言及。「地元事業者を住民の皆さまと一緒に応援するものではありますが、人と人との接触機会が増えることが予想されることから十分な注意が必要」と注意喚起している。
具体的には、利用者には3密を避けるなど感染予防対策を考えることを呼び掛け。事業者には、新しい生活様式や業界のガイドラインに沿った営業を行い感染防止の徹底を図ることが安全で安心して食事を楽しんでもらえる環境づくりとなり、ひいては集客にもつながるとして、協力を呼び掛けた。また、持ち帰りでも使えることからテイクアウトメニューの開発などの新しい試みを求めている。
「12月末日までのロングランイベント。お食事券の数は十分に用意しているので、余裕をもって利用してほしい」と呼び掛けている。