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紀南抄「この夏の経験、将来に生きる」

 高校野球は夏の風物詩。野球ファンのみならず、この時期になるとテレビやラジオから聞こえる球音に聴き入ってしまう人もいると思う。今年は全国選手権大会(甲子園)が新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、各都道府県で独自大会が行われている。
 
 一度は見失った目標だが、3年生にとっては最後の夏、集大成を見せるべく、各校の選手らはユニフォームを真っ黒にして白球を追いかけている。本紙エリアの学校では、和歌山大会で新翔と串本古座が初戦に勝利した。新宮と近大新宮はともに悔しい逆転負けを喫したが、選手らは全力を尽くした。一方、三重大会では紀南、木本ともに初戦を勝ち上がったものの、2戦目で敗れた。
 
 今回のコロナ禍、選手はもちろんだが、監督やコーチ、大会関係者、保護者ら、携わる人すべてが初めての体験で、大会実施、そして運営にあたるまで、選手の安全を第一に苦労されていると思う。選手らもそうした大人たちの姿を見て、試合ができることへの感謝を言葉にするなど、人間的に大きく成長する機会になっている。この夏の経験はきっと将来さまざまな場面で生きるだろう。
 
【F】

      7月29日の記事

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