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不連続線「平和を思う機会に」

 今年は終戦から75年にあたる。26日と28日、終戦間際の昭和20年7月28日、米軍の攻撃にさらされた海軍熊野灘部隊の慰霊祭が営まれた。犠牲になったのは147人。今、私たちが豊かな日本で平和に暮らせるのは、これらの戦死者や戦中、戦後の厳しい時代を生き抜いた人たちのおかげである。

 新型コロナウイルスの影響で、今年は、戦争や平和に関するニュースが少なくなっている。本紙関係でも、尾鷲市が5月30日に計画していた市の戦没者追悼式が見送りになったまま。おそらく、広島や長崎の平和祈念式典、8月15日の戦没者追悼式なども、規模縮小は避けられないだろう。
 
 日本国憲法前文に「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」との一文がある。新型コロナの影響で、圧迫と偏狭が国際社会あるいは国内に蔓延していないか。
 
 幸い、日本では戦争は身近なものでないので、戦争の悲惨さ、平和のありがたさを折に触れて意識する必要がある。コロナ禍のさなかではあるが、慰霊祭が行われたことは、平和に思いを馳せるきっかけとなった。
 
(M)
 

      7月28日の記事

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