先日、天満荘で「よるしゃべ」があり、紀勢国道事務所熊野維持出張所の阪井宣行所長が講話。非常に興味深い話を伺った。
紀勢道の尾鷲北~紀伊長島間と熊野尾鷲道路の尾鷲南~熊野大泊間が開通。特に熊野市街地と尾鷲市街地の行き来が非常に楽になった。また、国道42号の佐田坂と弓山(矢ノ川峠)で雨量規制があっても往来ができるのはありがたい。
矢ノ川峠越えが普通だったころ木本に行くのに約1時間を見ていた。今は多めに見積もって30分。
熊野尾鷲道路は雨には強いが、事故による通行止めはよくある。阪井さんは「7月だけで3回」と説明。管轄区間の国道42号でもしばしば事故が起こっているとして「安全運転を」と強く呼び掛けた。
現状は対面通行で事故処理をする場所がない。必然、上下線とも通行止めになる。そして、通行止めの影響は尾鷲北—紀伊長島間より各段に大きい。安全運転は自分のためはもちろんだが、結果的に地域の交通円滑化にも貢献していると、話を聞いて考えた。本来ならこの時期に展開されている交通安全運動は実施されなかったが、時折は、普段気にしない事故防止に思いを馳せてもらいたい。
(M)