国内観光を活性化させる「GoToキャンペーン」が22日から行われることが議論を呼んでいる。時期や内容はさておき、新型コロナウイルスの影響を受け、今後の観光業は、国内での自然体験に注目が集まるのでは、との期待がある。もちろん感染症対策には万全を期さなければならないが、熊野古道やマリンレジャーを楽しめる本紙地域の観光業にとって追い風になり得る。
道の駅紀伊長島マンボウには、関係者の長年の取り組みにより、多くのバイクライダーが訪れるようになった。道の駅海山も指定管理者が変わり、モーニングセットにかき氷、SNSでのPRなど積極的な姿勢を見せている。
この2つの道の駅をどうつなぐかが、紀北町の観光業の課題の一つではないかと考えている。国道42号の中間点に立ち寄る場所があれば、町内の滞在時間も増え、飲食や宿泊につながる。
個人的には古里地区に可能性を感じている。拠点となる古里温泉もあり、海の民宿街で雰囲気も良い。例えば、温泉を生かして足湯を設置すれば、足を伸ばす人も増えるのではないか。設備投資が必要で、ランニングコストもかかるが、検討の余地があるのでは。
(R)