緊急事態宣言が解除され、当地方でも徐々に人の動きが目立つようになってきた。週末、新宮市内の量販店の駐車場は多くの車であふれ、店内も家族連れで買い物する人らで混雑。マスクを着用している人が大半だが、先週までの自粛ムードと比較すれば、明らかに”にぎわっていた”。
都市部の新規感染者数も少なくなっており、緊急事態宣言による一定の効果はあったと見られるが、ここで一気に緩めると、第2波がすぐに来てしまう恐れがある。一人一人が感染防止対策を続けながら経済活動を再開させていくことが大切だ。
太地町立くじらの博物館も18日に再開した。同博物館には通常、京阪神や東海方面からの来場者が多いが、今の段階では県を越えて積極的に来てくれとは言い難い状況。同博物館は「政府や自治体が発する情報を受けて皆さんの良識ある判断のもと、来館者も職員も感染防止対策を徹底していくことが大切」と呼び掛けている。
一方で、当地方の在住者にはこの機会の来館をPR。地元の魅力再発見や郷土学習にもつながる。クジラとイルカのショーは通常通り実施している。
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