八幡祭りの扉開きで、闇に提灯が輝く境内で潮騒を聞いていた。境内から海を臨む八幡神社の祭りは、ヤーヤ祭りと比べて海の雰囲気が濃い。
尾鷲に実りの秋がやってきて、熊野灘は豊穣の海になる。自然の恵みは漁師や林業者、農家がいてこそ、人々を満たし、地域を支える活力となる。
中央では内閣改造が行われ、三重4区選出の鈴木英敬代議士が総務副大臣と内閣府副大臣に任命され、地方創生や副首都整備などを担当することになった。
地方創生は12年前の内閣改造時、「地方が成長する活力を取り戻し、人口減少を克服する」と打ち出された。企業版ふるさと納税や政府機関の地方移転などゼロではないものの、大きな変革はもたらされていない。地方の過疎化は加速し、人口減少は日本全体の問題になった。
この原稿は、道中踊りが始まる前の午前中に書いている。心配していた雨は降らなさそうで、今年の道中踊りも盛り上がるだろう。このまちに来年も再来年も、ずっと祭りの活気が絶えることがないように願う。
(R)
