30日まで「植地宣之展」
白墨二色の濃淡で表現
白墨二色の濃淡で表現
新宮市在住の植地宣之さん(吾部智庵)の描いた水墨画が並ぶ「植地宣之展」が1月30日(土)まで、那智勝浦町湯川のcafèきよもんで開かれている。植地さん主宰の「吾部墨游倶楽部」(あぶぼくゆうくらぶ)の生徒たちによる「吾部墨游倶楽部展」もきよもん廊下で同時開催されている。
植地さんは長年、油絵を描いてきたが、町社会教育委指導委員をとして活動していた時期に水墨画に引かれていくことに。油絵で表現できないことを墨と水で表現できる水墨画に魅了された。
植地さんは美術の教諭として定年まで教べんをとった。主に仕事終わりの夜に油絵の創作活動をしていたが、管理職に就いてからは、その機会が減ったという。水墨画に出会い「墨に遊ばれ 水に遊ばれ」を信条に、精力的な創作活動を続ける。
植地さんは美術の教諭として定年まで教べんをとった。主に仕事終わりの夜に油絵の創作活動をしていたが、管理職に就いてからは、その機会が減ったという。水墨画に出会い「墨に遊ばれ 水に遊ばれ」を信条に、精力的な創作活動を続ける。
全国水墨画美術協会の会員でもあり、昨年はコロナ禍により協会展が中止となったため、作品づくりに注力。「にじみ」と「かすれ」を意識して描いた画30点が展示されている。北山村の夏の風物詩「北山川観光筏下り」などを描いた力作がズラリと並ぶ。
また、植地さんは、生徒8人(安宅博子さん、北谷文代さん、清水郁代さん、中西美津江さん、西英子さん、間所美代子さん、宮本千万子さん、濵田洋子さん)の作品について、「墨色もきれいで、伸びやか」とたたえる。
那智勝浦町湯川1062
営業時間/10時~15時
定休日/月・火曜日
営業時間/10時~15時
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