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ふるさと納税7億円余り 寄付者5万人超 過去最多を更新 現地型を拡大へ

過去10年のふるさと納税の推移
 
 
 尾鷲市の2025年度のふるさと納税は5万945人から7億1021万5340円が寄せられた。前年に比べ9188人、1億4866万4680円(26.5%増)で、いずれも過去最多を更新した。

 同市のふるさと納税の寄付額は、右肩上がりに増加している。20年度以降は毎年4億円以上の寄付を受け付けている。

 地域別では、関東地方が46.1%で最多。近畿17.1%、東海15.7%と続く。ポータルサイトのうち「ふるさとチョイス」経由での申し込みが3万4443件、4億7880万6000円で、全寄付額の67.4%を占めているほか、楽天が18.1%、ふるなびが12.1%で、主要3サイトで全体の97.6%となっている。

 寄付金額の内訳は1万~2万円が3万8528件、5億3857万2000円で、件数、金額とも4分の3を占めている。次いで多いのが1万円未満の6760件(13.3%)、2万~3万円3212件(6.3%)。金額では1万円未満が8.6%、5万~10万円が6.2%などとなっている。

 人気のあった返礼品は、むきえび(寄付額1万2000円)が1万8544件、生食用サーモン(同)が1万603件、ボイルマダコ(寄付額1万1000円)が4195件だった。むきえびは昨年度に新たに加わった返礼品で、ベスト10に3品目入った。

 「アンケートの回答によると、2万2078人のうち、尾鷲市とのつながりを「特にない」と回答したのが1万8582人(84.2%)で、尾鷲市を訪れたことがあるのは2962人(13.4%)だった。

 市議会行政常任委員会の決算審査で商工観光事業推進課の湯浅大紀課長は、昨年9月末にポータルサイトでのポイント付与制度がなくなることで駆け込み需要が多かったことと、新たな返礼品を商品化して提供できたことを主な増加要因として挙げた。9月末に加え、例年通り年末にも「駆け込み需要」が発生したことで好成績となった。

 尾鷲市は、ふるさと納税を関係人口づくりの入り口の一つとしており、尾鷲に来て楽しんでもらう取り組みにつなげたい考え。

 ふるさと納税は、返礼品や発送料、ポータルサイトの手数料などで、寄付額の約半分しか自治体の収入になっていないことから、国は実際の収入の割合を挙げていく方針を示している。現在、返礼品の金額は寄付額の30%、関係費用は50%が上限になっているが、関係費用を10月から4年かけて2.5%ずつ減らし寄付額の40%にすることが決まっている。

 担当の小倉竜一さんは「送料や観光物産協会に支払っている手数料、返礼率の見直し、格安のポータルサイトの利用などを進めていく必要がある。厳しい状況」とコメント。今年は支出の改善で対応し、来年度以降については「現在は送る品物が多いので、体験や宿泊などの返礼品を増やしていきたい」と話している。

      尾鷲市

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