来年度は計画改定年
尾鷲市は22日、市役所第2、第3委員会室で地域公共交通活性化会議を開き、令和7年度の公共交通確保維持改善に関する自己評価や来年度事業について話し合った。来年度は、地域公共交通計画の改定年にあたることから改定のスケジュールについても説明があった。
ふれあいバスについては、令和6年度は5万4026人の利用目標に対し実績は4万9335人、7年度は5万5102人の目標に対し4月から9月末までの半年の実績が2万3748人にとどまっている。事務局の市政策調整課の担当者は「目標達成が厳しい数値。利用者アンケートの多くが60歳以上であることから利用者が固定化されていると推測される。人口減少等の背景もあることから、利便性を増進しつつ地域公共交通の存在を多くの人に知ってもらい、新たな利用者の増加を実現する必要性がある」と説明した。
人口が年々減る一方、燃料費の高止まりや人件費の高騰などで収支率も低下している。7年度上半期段階では収支率は目標20.1%に対し10.7%とほぼ半分にとどまっている。
今後の取り組み方針として、子どもや高齢者を対象としたバスの乗り方教室を年2回開催し、バスを利用することの利点や乗り方について市民に理解してもらい利用者増加につながる取り組みを引き続き行うことのほか、市内のイベントと連動しSNSでの情報発信を関係団体と協力して行うなどの対策を進める。
イベントとの連携では、アクアステーションでの催しや三木浦のうみまちマルシェなどについて、チラシに時刻表を載せるなどの連携を模索するという。
「現状にあった目標値の設置についても検討する必要がある」との見解も示された。なお、10月以降に高齢者のふれあいバスの運賃を無料化する方針で、具体的な手法が検討されている。
地域公共交通計画は5年に一度見直しており、6月から8月にかけて住民アンケート、8月から9月に交通事業者への聞き取り、9月から12月にかけて15回程度地域住民意見交換会を開き、計画案を作成。来年2月ごろに意見公募(パブリックコメント)を行い8年度内に計画を策定して協議会で議決するスケジュールが示された。
