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未来の尾鷲へ思い語る 身近な課題 市長に直訴

 中学生・高校生と加藤千速尾鷲市長のまちづくり懇談会が27日、天満荘で行われた。中学生6人と高校生4人が、尾鷲のいいところ、困っているところ、未来の尾鷲への希望などについて加藤市長に思いを伝えた。

 未来を担う中高生が、市長と地域緒課題や市の将来について語り合うことで市政への関心を高めてもらうほか、若者の意見をまちづくりに生かそうと3年前から取り組んでいる。昨年までは中学生を対象にしていたが本年度は市制70周年の節目で規模を拡大して取り組んだ。
 
 テーマは「次代を担う若者が創り出す 未来のすてきな尾鷲」。生徒らは尾鷲の好きなところについて「山や海など自然にすぐに触れ合うことができるところ」「水がきれい。めっちゃ泳ぎたい」「魚がおいしい」「星がきれい」「ヤーヤ祭りが好き」などと発表。加藤市長は「自然の豊かさや人の温かさは、自分が皆さんの年代だった60年前に感じていたことと変わっていない。これらをどう生かして、尾鷲の良さを友達の友達のその友達…に輪を広げることが大切」と話した。
 
 困っている点では、街灯が暗いこと、三木浦ではバスと電車の接続が悪いこと、しっかりした避難所がないことなどが挙がった。
 
 加藤市長は、街灯について「具体的にどこか言ってくれれば、職員が見て必要なら取り付けたい」などと回答。バスの便に関しては「毎年見直しをして便利なようにしていっている。本数を増やすとかなりのお金が必要になる」と理解を求めた。三木浦の避難所については、地域おこし協力隊員を採用して、住民が有意義に活用できるよう検討していると説明。また、自前のコミュニティーセンター整備について「前向きに検討しなければならない」と述べた。
 
 子どもの居場所づくりについては、体育文化会館の耐震長寿命化に合わせて取り組みを考えていると説明。「なぜ野球場を整備するのか」「サッカー場がほしい」との声には、背景を説明しつつ、野球以外の用途での有効活用や、芝生広場整備の計画があることなどを紹介した。学習用のタブレットの性能アップや通信速度改善などの要望もあった。
 
 未来について子どもたちは「スポーツが盛んな尾鷲市になってほしい。尾鷲中学校とか尾鷲高校出身でプロになる人がいたら尾鷲がもっと有名になる。いろいろなスポーツができる施設があればよい」「小さい子どもから年配の方までが仲の良いまちに」などと語った。「尾鷲に住んでいない人が参加できるイベントで、尾鷲に来てもらえばいい」との提案があったほか、「今のままで人口が少なくなって、尾鷲が消える。尾鷲を知ってもらえなくなる」との危機感を示す生徒もいた。
 
 参加したのは次の皆さん。
 
中村 匡信(輪内中3)
三鬼 大雅(輪内中2)
村田 圭紀(輪内中2)
森本 琉月(尾鷲中1)
上岡 大騎(尾鷲中2)
伊藤 汎泉(尾鷲中3)
平山 詩月(尾鷲高1)
東  大耀(尾鷲高1)
野田 莉愛(尾鷲高2)
日髙 夏海(尾鷲高2)
 

      尾鷲市

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