• 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

「木工旋盤」の技術伝え 記念イベントで体験など

熊野市に新施設オープン
 
 失われつつある「木の文化」の発掘と新たな文化創造を目指し活動している「崇剣TAKAKEN」主催のイベント「森・木の文化 発掘と創造」が8日(土)、熊野市紀和町に新しくオープンした施設「熊野挽物Kumano wood turning」で開催される。
 
 会場となっている同施設は、製材機械がなかった時代の、熊野地方の特徴的な納屋を2年かけてリノベーションした。高速で回転させた木材に刃物をあてて削り、作品を作る「木工旋盤」という木材の加工法を体験できるようになっている。木工旋盤は英語で「ウッドターニング」といい、この方法で木材を加工する職人を「木地師」、この方法で加工されできた作品を「挽物(ひきもの)」という。
 
 今回のイベントは、同施設のオープンを記念して実施。内容は主に2つで、1つ目は木工旋盤による木の器制作ワークショップ。新谷家具工房(熊野市)の新谷さんと中島ウッドターニングスタジオ(大阪府)の中島さんの2人の指導のもと、紀和町産のヤマザクラを使用した木材加工が体験できる。事前予約制で、午前は子どもの部9人、午後は大人の部6人が定員。参加費用500円。午前10時からは中島さんによる実演も予定している。
 
 2つ目は、熊野市歴史民俗資料館企画展「森の漂泊の民 木地師~その伝承としごと~」。木地師に関するアーカイブ展に加え、有名作家の挽物作品の展示、MIENOKIプロジェクトの作品展示などがある。
 
 会場施設は熊野市紀和町矢ノ川7番地(国道311号線沿いバス停、興国橋東100メートル)にある。問い合わせや、予約申し込みなどは電話(090-8957-5088)または電子メール(下記参照)で行う。
 
 
電子メール(a.togiya5588@gmail.com

      熊野市

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ