和歌山県の熊野灘沿岸地域の捕鯨文化に関するストーリー「鯨とともに生きる」の日本遺産認定10周年を記念し、熊野灘捕鯨文化継承協議会は24日(土)午後1時30分から4時30分まで(開場1時)、太地町の国際鯨類施設研修ホールで、公開セミナーを開催する。参加費無料で土産付き。定員は申し込み先着順に80人。
和歌山県南東部・熊野灘沿岸の地域では、江戸時代初期から古式捕鯨が始まり、捕鯨は現在も続けられている。地域には鯨と人の長い関わりを示す史跡も残り、鯨にまつわる祭りや伝統芸能、食文化も受け継がれ、今でも捕鯨にまつわる文化を色濃く残している。こうした熊野に息づく捕鯨文化を伝える一連のストーリー「鯨とともに生きる」は、和歌山県初の日本遺産として2016(平成28)年4月25日に文化庁から認定され、今年10年の節目を迎えた。
今回のセミナーは、熊野灘地域の捕鯨の歴史・文化、さらに現在も鯨と関わる人々の活動や思いについて理解を深めてもらうことを目的に企画した。
内容は、専門家4人による講演。日本遺産「鯨とともに生きる」の説明に続き、
- 「クジラは誰のものか:漁場利用とクジラ所有の権利と歴史」を太地町歴史資料室学芸員でニューベッドフォード捕鯨博物館顧問・学芸員の櫻井敬人氏
- 「沿岸捕鯨の現状」を日本小型捕鯨協会会長で太地町漁業協同組合専務理事の貝良文氏
- 「太地町立くじらの博物館における鯨類飼育の変遷と未来」を同館長の稲森大樹氏
- 「日鯨研、太地町に来たる−その将来構想」を一般財団法人日本鯨類研究所理事長の藤瀨良弘氏
−がそれぞれ語る。
参加希望者は21日(水)までに、電話、FAX、メール、▼下記QRいずれかの方法で申し込む。申し込み・問い合わせは、熊野灘捕鯨文化継承協議会(和歌山県東牟婁振興局内地域づくり課内、電話0735-21-9649、FAX0735-21-9640)。
【日本遺産とは】
地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを国が日本遺産として認定し、ストーリーを語る上で不可欠な文化財群を国内外に発信することにより、地域の活性化を図るもの。現在全国に104のストーリーが日本遺産として認定されており、和歌山県では「鯨とともに生きる」を含め、7件が日本遺産として認定されている。
▼申し込み

メール
(e1307201@pref.wakayama.lg.jp)
