田辺市本宮町、世界遺産熊野本宮館展示ロビーで4月27日(土)から5月12日(日)まで、世界遺産登録20周年記念写真展「熊野古道かたりつぐ者」が開催される。入場無料。時間は午前9時~午後5時。
世界遺産登録20周年の節目に、熊野古道を語り継ぐ人々にスポットを当て、熊野古道を世界の人々に伝えるのが目的。撮影者は海南市に住む写真家・大上敬史さん。
内容は、
- 1984年(昭和59年)ごろの熊野古道の写真20点(モノクロ)
- 熊野古道を世界遺産に登録する活動を行う若者を取材した写真20点
- とがの木茶屋女将・玉置こまゑさんの写真10点
- 大阪府下の語り部3人、和歌山県下の7人位の語り部の紹介20点
- 熊野古道の風景写真20点
ーの約90点を展示予定。その他、「世界遺産登録までの道のり」をパネル展示で紹介する。
大上さんは「かたりつぐ者は、熊野古道沿いに住む地域の人々、語り部たち、世界遺産登録活動やその保全活動を行う方々をテーマとしています。特に玉置こまゑさんは、お亡くなりになるまで熊野古道を愛していた方でした。そんな人々の思いを表現したいと思います」と伝えている。