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2流派の獅子舞に注目 21日斎行 宇久井神社例大祭

 那智勝浦町の宇久井神社(男成洋三宮司)の例大祭が21日(月・祝)、斎行(さいこう)される。200年以上の歴史を誇り、神輿(みこし)渡御や2つの異なる流派の獅子舞、海を舞台にした海上渡御など多彩な内容で、豊漁や海上安全、商売繁盛、家内安全などを祈願する。
 
優雅な伊勢獅子 宇久井青年会
 
 宇久井青年会(柴原寛会長)によって舞われるのは、ゆったりとした動きが特徴で伊勢大神楽に由来する伊勢獅子。「天狗の舞」「扇の舞」など穏やかな笛の音に合わせ、天狗と獅子の掛け合いを楽しげに表現する。

 今年も8月下旬から練習を開始。土・日曜日を除き、宇久井青年クラブでは笛や太鼓の音色が流れた。扇の舞は東透凛(ひがし・とうり)さん(宇久井小2)、天狗の舞は東泰毅(ひがし・だいき)さん(宇久井小1)がそれぞれ務める。2人とも2回目の大舞台となるが、本番が迫った16日の練習でも堂々と舞った。透凛さんは「当日もうまく舞う自信がある」。泰毅さんは「大勢の人が見に来るので頑張りたい」と意気込んだ。

 柴原会長は「子役の2人は昨年より大きく元気に踊ってくれたらうれしい。当日はぜひ大勢の方々に見ていただき、声援をお願いしたい」と話した。

 当日は、午後2時から同4時ごろまで、宇久井漁業協同組合の広場で、婦人会や保育園児の踊りとともに披露される。
 

勇壮な古座獅子 秋葉会

 宇久井湊区の秋葉会(梶誠仁会長)の獅子舞は古座獅子の流れをくみ、東・西牟婁の獅子舞の元祖であるともいわれている。小気味よい太鼓の音に合わせて舞う獅子は、徐々に速さを増し勇壮な暴れ獅子を表現。クライマックスには子役の天狗が登場し、獅子との掛け合いで多彩な表情を見せる。

 今年天狗を務めるのは、宇久井こども園年長の角優斗さん(5)。天狗とともに舞う「まねし」は、父親の海仁さんが務める。8月31日から練習を始め、週6日のペースで、親子二人三脚の稽古を重ねてきた。本番を間近に控え、練習は最終段階に入っている。

 梶会長は「ゼロからのスタートだったが、ほぼ仕上がっている」と手応えを口にした。優斗さんは「ぼうささらをずっと叩きながら、獅子の周りを回るところが難しい。本番は緊張すると思うけれど、一生懸命頑張りたい」と話している。

 当日は午前11時ごろから午後1時30分ごろまで、蛭子神社旧社地で婦人会と保育園児の踊りとともに披露される。
 

海を舞台の海上渡御も

 例大祭は21日午前9時から神社本殿で神事が行われたあと、同10時ごろに氏子らに担がれた神輿が神社を出発。小中学生の子ども神輿も後に続き、「チョーサヤ」の掛け声勇ましく、地区内を練り歩く。蛭子神社旧社地には午前11時ごろ到着予定。

 午後1時30分ごろからは海上渡御。蛭子神社旧社地近くの港から、神輿をうつした漁船が出発し、町立宇久井中学校の男子生徒有志がこぐ御船に先導されながら、宇久井漁協までの海上を渡る。御船は港内を3周回ったあと、生徒らが海に飛び込む。

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