東紀州環境施設組合は18日、尾鷲市立中央公民館で組合議会の全員協議会を開き、尾鷲市矢浜真砂に整備が進む広域ごみ処理施設について、建設費の負担が9億5732万2000円増額されることを説明した。物価高に伴うもので、質疑ではさらなる引き上げがある可能性が示された。
広域ごみ処理施設は敷地面積2万3162平方メートル、地下1階・地上4階の工場等と地上2階の管理棟など延べ床面積5782平方メートルの設備の整備・建設が行われている。プラントメーカーは株式会社プランテック、安藤ハザマ・平野特定建設工事共同企業体が施工している。
増額は工事請負契約書の条文に基づくもの。本年度と来年度に行う工事が対象で、事務局によると、物価資料などから算出した差額は10億1307万2000円で、内訳は土木建築工事が4億4974万8000円(11.15%)増、プラント設備工事が4億1033万2000円(10.09%)増、諸経費で1億5299万2000円(10.78%)増。このうち変動前残工事代金の1.5%に当たる約1億4277万8000円は受注者が負担し、残りの9億5732万2000円を債務負担行為として予算に加える。実際の支出は来(2027)年度となる。
国庫支出金があるため、市町の負担増加分は尾鷲市1億8089万1000円、紀北町1億6405万円、熊野市1億7795万8000円、御浜町9737万円、紀宝町1億2028万2000円。
事務局の説明によると、今後さらに物価が上昇した場合は27年度分の工事についても物価スライドによる対応が必要になることも見込まれるという。
広域ごみ処理施設の整備は、2028(令和10)年4月からの運用開始を目指している。一日に29.5トン処理できる焼却炉を2基整備し、24時間連続運転を行う。5市町共同で取り組むことで、各市町が単独でごみ処理施設を整備・運営するのに比べ大幅なコスト低減を目指す。
