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尾鷲熊野間の交通寸断 台風6号通過 相賀などで浸水も

人的被害はなし
 
 台風6号は3日午前4時30分ごろ、和歌山県の田辺市付近に上陸紀伊半島の南端を通過して熊野灘に出て、東海から関東の南岸を東進した。台風の影響による大雨で、国道42号の弓山区間(矢ノ川峠)と熊野尾鷲道路の尾鷲北インターチェンジ(IC)ー熊野大泊IC間が同時に通行止めとなり、3日朝の通勤や通学・流通に大きな影響が出た。三重県や尾鷲署によると尾鷲市、紀北町で、人的被害はなかった(3日正午現在)。

 東紀州地域では台風が接近するのに合わせて風雨が強まり、アメダス尾鷲よると2日午後9時から10時までに54.5ミリ、3日午前1時から2時までに57.5ミリなど、非常に激しい雨を観測。3日午前0時から3時まではいずれも50ミリ超だった。

 尾鷲では、2日午前2時の降り始めから3日午前8時までの雨量は561.0ミリ。最大瞬間風速は3日午前2時52分の東の風25.6メートル毎秒。

 紀伊長島では降り始めから3日午前8時までの雨量は302.5ミリ。最大瞬間風速は3日午前2時2分の東北東の風24.5メートルだった。

 紀北町では3日午前2時に、銚子川が氾濫危険水位に達して相賀と便ノ山、汐見、前柱に避難指示が発令。人的被害はなかったが、各地で道路が冠水し、相賀や汐見では床上浸水もあったという。

 3日は、町立小中学校と紀伊長島幼稚園は休校で、古里温泉と健康センターが休業となった。路線バスのうち島勝線も3日は運休とし、廃止代替バス河合線は紀伊長島駅から赤羽学校前のみ運行した。この日は町内の一部でガラスや陶器類、金属類の回収日だったが取り止めた。

 尾鷲市防災危機管理課によると、2日正午過ぎから自主避難者が訪れはじめ、ピークの夜10時には7か所の避難所に25世帯39人が避難した。

 市立中央公民館に避難していた女性は「明るいうちに、昼の3時30分ごろに来た。(被害が)何もなければいいと思う」などと話していた。午後8時30分ごろには、体を横たえて休んでいる人もいた。

 尾鷲市立の小中学校は3日は午後のみ授業を行った。尾鷲小、矢浜小、向井小は修学旅行の出発日で、当初午前7時発だったのを、暴風警報の解除を待って10時20分ごろに出発した。

 
開通後初の通行止め
熊野尾鷲道路

 熊野尾鷲道路が2013年の開通以来初めて、大雨による通行止めとなった。

 2日午後10時に国道311号の尾鷲市街地から熊野市大泊町までの各区間が、その後11時50分に国道42号の弓山区間、3日午前3時に熊野尾鷲道路がそれぞれ通行止めとなり、熊野尾鷲道路が9時20分に通行可能になるまで、尾鷲市街地と熊野市街地の道路交通が寸断された。

 尾鷲北IC付近に弓山の規制区間のゲートがあり、隣接する尾鷲南パーキングエリアには多くの車が滞留したが、国道42号の渋滞はなかった。

 同パーキングで、奈良県方面に配達に行くというドライバーは「午前8時前くらいに来たが、熊野尾鷲道路も国道42号も両方止まるとは思ってもいなかった。安全が確認されれば通れると思うので、待つほかない」と話していた。

 紀北町と大紀町を結ぶ荷坂峠は3日午前4時10分に通行止めとなったが11時に規制が解除された。

 JR紀勢線は3日の始発から午後3時ごろまで運休。尾鷲高校は休校となった。

 6月に台風が上陸したのは14年ぶり。3日の上陸は1951年統計開始以来4番目に早い記録という。

      6月 3日の記事

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