昨年10月1日現在で行われた国勢調査のうち人口と世帯数に関する速報値がこのほど公表された。尾鷲市は1万4134人、紀北町は1万2468人。5年前の前回調査に比べそれぞれ2100人以上減少した。
尾鷲市が2022年に策定した「人口ビジョン」では15年の1万8009人を基準に、3つの将来人口シミュレーションを行っている。それによると25年の人口は、一番多いもので1万5067人、一番少ない国立社会保障・人口問題研究所の推計で1万4012人となっており、ほぼ推計通りとなっている。新型コロナウイルス感染症の流行以降、出生数も減少しており、今後、さらに急激な人口減少が起こる可能性がある。
規模が小さくなるまちでどのような社会を目指していくか。たいていの事業所は、売り上げと商圏人口が比例関係にある。一定レベルで人口減少を食い止められるかが大きな課題。
地方で魅力ある暮らしができ、都市部への人口集中が改善されれば地方都市の復権も可能だろう。国家レベルでの対策が求められる。
(M)
