6月から全国で食料品の値上げが相次ぎ、1000品目超の価格が改定される。調味料や加工食品、冷凍食品など、日々の買い物で欠かせないものばかりで、「またか」と、消費者の悲鳴が聞こえてくる。これまでの値上げの際も、スーパーで陳列棚の前を行ったり来たりして、悩んだ末に購入を控えるということもめずらしくなかった。特に当地方は都市部からの距離が遠く、燃料費や配送コストの上昇は、商品の価格に反映されやすい。新宮市内のスーパーでは5月下旬、価格が上がる前に買いだめする人が多く、店内は混雑していた。
一方で、熊野灘でとれるマグロやカツオなどの魚介類、地元農家が育てる季節の野菜など、地元の生鮮品は比較的価格が安定しており、加工品の値上げが続く中で、家計を支える存在になっているとの声も聞く。
今回の値上げを単なる物価上昇と捉えるのではなく、「外から運ばれてくるもの」と「この土地でとれるもの」のバランスをどう取り、地元の食材をどう生かすかがポイント。各自治体も推奨する「地産地消」を考えるきっかけにしてほしい。
【F】
