同志社国際高校の平和学習中に辺野古沖で船が転覆し、船長と生徒が亡くなった事故は、文科省が「教育基本法に違反している」と認定するに至った。事故の原因や責任の所在は今後明らかにされていくだろうし、平和学習の内容の是非や在り方は幅広い議論が必要となる。ただ、命を尊ぶための平和学習で、命が失われたという事実は重い。
沖縄は距離としては近いまちではないが、尾鷲市や紀北町では体育祭でエイサーを発表し、修学旅行で沖縄を訪問する中学校も多い。このエイサーで沖縄の文化を体験しつつ、修学旅行で戦争の惨禍と平和の大切さを学ぶ流れは非常に有意義。自分のまちと沖縄の共感を持ちながら、戦争や平和について考えることができる。
両市町では子どもたちが漁船に乗って水産業を学ぶ授業があるが、船主も教員もかなり注意を払っている。
子どもたちの学びは、大人たちの善意や創意工夫で、効果と安全性が担保される。少なくとも、辺野古の事故のようなことは二度と起きてはならない。
(R)
