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漁がつむぐ縁、永遠に 気仙沼唐桑訪問団が来新

 宮城県気仙沼市唐桑町の一行が17日、新宮市を訪れ、同市新宮の熊野速玉大社で唄(うた)を奉納した。三輪崎の漁師が江戸時代の1675(延宝3)年、同地区に「溜め釣り漁法」を伝え、漁獲高が飛躍的に向上した歴史がある。15人の訪問団は、1000キロ余りの船旅中に歌われたとされる「大漁唄込」などを、伝来350年の節目を迎えた感謝を込め歌った。
 
 熊野本宮大社から718(養老2)年、東北蝦夷地の鎮静のため「熊野神」を勧請した際、最初に到着した地が現在の気仙沼市唐桑町だったとされる。1313(正和2)年には速玉大社も勧請し、2社殿が祀(まつ)られるなど、新宮と唐桑は縁が深く、「溜め釣り」が伝わる下地ができた。
 
 
「溜め釣り」普及に謝意
 
 溜め釣りは現代で一本釣りと呼ばれる漁法で、生きたイワシを撒き餌(え)にし、魚をおびき寄せて大量に捕獲する手法。伝来後は漁獲高が10~20倍になったという。
 
 鈴木伸太郎・交流推進実行委員会長や地元漁協の関係者らで声を合わせ、社殿を前に歌った。鈴木氏は、熊野神勧請に携わった県主(あがたぬし)鈴木左衛門尉穂積重義の子孫にあたる。唄込の推進委員長も兼任しており、漁とともに伝わった「大漁唄込」のほか「崎浜大漁唄」などの保全に取り組んでいる。「歴史的なつながりを通して、交流が続けば」と期待感を示すとともに、気仙沼漁港でカツオの水揚げが28年連続で1位を記録したことに触れ「多大なる恩恵をいただいた。漁の原点となった」と述べた。
 
 民間交流は継続的に行われており、2011(平成23)年の紀伊半島大水害で新宮・東牟婁が被害を受けた際は鈴木氏らが2トントラックで物資を届けた逸話もある。両市は18(平成30)年に歴史・文化・産業交流都市協定を結んだ。奉納に先だって新宮市の上田勝之市長が出迎え、「発展、繁栄のために交流を深めてきた。関係が末永く続き、実り多きものとなるよう祈念する」とあいさつした。

      3月18日の記事

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