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東さん短歌200首展示 市立中央公民館で14日まで

 尾鷲市立中央公民館で、東良一(筆名・西山桧尾)さん(89)の作品展が行われている。世相を切り取った200点の作品が展示されている。
 
 東さんは1936年11月生まれ。80年に体調を崩し1年ほど療養生活を送った際、「闘病の一助に」と短歌を勧められたのをきっかけに歌を詠(よ)み始め、新日本歌人にも加入。毎月の冊子に取り上げられた歌は2000首を超える。今回は、年代別・主題別に200首を取り上げている。「西山桧尾」は、尾鷲の西にある桧尾山から採った。
 
 6年前に一度計画したが、新型コロナウイルス感染症の影響で直前に中止となった。今回、あらためて知人らが有志グループを作り実施した。
 
 自然より、社会の出来事を詠むことが多いという。新日本歌人協会の2012年度啄木コンクールでは「3・11大地震の後に」をテーマとした連作が優秀賞を受賞している。
 
 展示は、短冊に書き木の板などで装丁したもの、紙に印刷したもののほか、木の板に掘ったものもある。テーマでは、コンクール受賞作のほか、「憲法を詠う 白き木蓮」というコーナーを設け、戦後80年を詠んだ近作も紹介している。
 
 東さんは「自分にとって短歌は『平和をこその人生』の道連れ。『新たな戦前』への危ぐがさらに増す昨今、(日本を)再び戦争をする国にさせてはならないと残生への自覚をさらに深めつつ、ぜひ多くの方に見ていただきたい」などと、観覧を呼び掛けていた。
 
 同館の開館時間なら自由に観賞できる。14日(土)は午後3時まで。

      3月12日の記事

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