アポロが人類史上初めて月面着陸したのは1969年。その頃に比べて身近になったロケット事業だが、最も過酷で最難関の挑戦であることは今でも変わらない。民間ロケット発射場・スペースポート紀伊(串本町田原)から、カイロスロケット3号機の打ち上げが今月25日に予定されている。過去2回はいずれも飛行中断措置がとられ、民間として国内初の人工衛星の軌道投入は持ち越しとなっており、「今回こそ」の期待は大きい。
今月上旬には、「和歌山ロケット応援団」が県民から募集した願いや応援メッセージを刻印した特製シールを、宇宙事業会社スペースワンに託した。シールは機体に貼って宇宙へ打ち上げられる。メッセージを受け取った同社の代表は「社員一同大きな力になる。総力を挙げて進めていく」と決意を示すと同時に、最難関へ挑み続けるにあたり、失敗という言葉を使わないと話した。負け惜しみでも悔しさでもなく、その先に夢があるからだという。
地元としては、成功を願いながら機運を高めることが「カイロス」にとって力になるはず。楽しみにその時を待ちたい。
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