自由民主党の総裁選挙が4日にあり、高市早苗衆議院議員(奈良2区)が新総裁になった。女性の総裁は初。臨時国会で総理大臣に指名されれば日本初の女性首相となる。
もっとも野党が統一候補を作るなど、野党の動き方によっては総理になれない可能性もわずかだがある。
高市氏の経歴を見ると、ずっと自民ではないし、落選も経験している。困った人にも配慮した政治を行ってくれればいいが。
現在の奈良2区は、天理市、大和郡山市、香芝市、奈良市の一部や生駒郡などがエリア。奈良県でも北のエリアと言っていい。権力乱用はもとよりダメだが、紀伊半島南部の振興にも目を向けてほしいもの。
高市総理になったとして、衆議院の解散がなければ、次の国政選挙は3年後の参院選。じっくり政策に取り組む時間がある。与党が自公の枠組みのままなら、いつ内閣不信任決議案が可決されてもおかしくなく、引き続き「熟議の国会」にならざるを得ない状況だが、国民の暮らし向上のため、しっかりと政策論議をしてもらいたい。
(M)
