睡眠は疲労回復だけでなく、記憶の定着や脳の老廃物の排出にも関わっている。睡眠で1番休ませるべきところは、実は筋肉や臓器ではなく脳だという。面積あたりの発熱量が体の中で最も多く、自律神経の中枢があることから、特に冷やすことが体を休ませることにつながる。
同じ距離を運動しても夏の方が疲れを感じるのは、汗をかかせるという複雑な司令を脳がたくさん出しているため。脳が疲れることで疲れを感じるのだと医学的に分かっているという。運動していないのに、難しい本を読んだり、ものすごく考えて文章を書くとどっと疲れるのはそのせいかと納得。
脳をクールダウンするには、鼻からゆっくり3秒間息を吸い、4秒間息を止める。そして5秒間かけて口からゆっくり息を吐く。これを涼しい部屋の中で3回繰り返す。寝ている間も冷やし続けることが大切なため、熟睡のためには、エアコンを朝までつけっぱなしにしておくことが正解だそう。電気代を考えるともったいない気もするが、体の健康と深い睡眠のためにはそれがベストな選択だという。
【織】
