紀北町まちづくり協議会で、委員2人から生成AIについて意見があった。「生成AIは新たな産業革命」としつつ、「町の子どもたちが触れられる機会があれば、遠回りでも未来への投資になる」「今後は農業にも導入されていくが、大規模事業者が優位に立つのでは」と、未来への可能性と懸念双方の見解があるのは興味深い。
2年前から録音を自動で書き起こすアプリを使っている。最初の頃は不正確で話にならなかったが、最近ではかなり参考になる。そう遠くない未来、ちょっとした情報入力とAIによる原稿の出力を繰り返す姿を想像すれば、正直違和感がある。
内閣府がまとめている「世界経済の潮流」によると、生成AIは建設や農業といった物理的なタスクが多い仕事は影響を受けにくく、事務タスクの多い仕事は代替や補完できるとある。つまり、地方ならではの仕事は生成AIによって奪われにくい、と仮定できる。
生成AIと向き合う社会では、都会よりも触れる機会が少ないからこそ、積極的な姿勢はもっておきたい。
(R)
