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不連続線「甲子園を見ながら」

 今夏の甲子園は広陵高の暴力問題が取り沙汰されているが、準決勝まで勝ち進んだ岐阜商業の7番右翼の横山温大選手がすごい。

 生まれつき左手の人差し指から小指がなく、左手を添えるような打撃で今大会の打率は3割6分4厘。右手のグラブでボールをつかむと、脇にグラブをはさんで右手で投げる一連の動作は見ていて違和感がなく、マジックを見ている感覚になる。個人的には、大谷選手の二刀流のような、新たな可能性を見せつけられている。

 広陵高の事案は暴力を受けたとされる生徒の退部と転校という結果は重く、SNSの拡散のきっかけは事後対応への不満がある。誹謗中傷や爆破予告は論外だが、生徒を守る対応ができていたのかは疑問がある。傷ついたのは子どもたちだ。

 高校野球に関わらず、学校のスポーツや部活動は子どもの健やかな成長が第一であり、その結果として大谷選手や横山選手のような新しい可能性が世界にもたらされる。子どもたちに寄り添った、落ち着いた議論が必要だ。

(R)

      8月20日の記事

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