おわせ港まつりの花火を撮影しようと、天満浦の丘から暮れなずむ海と山を見ていた。温くなった茶を飲みながら、まぶしい赤から紫、紺碧と色を変えていくわがらのまちをぼんやりと眺め、待つ時間も退屈しなかった。もちろん花火もすばらしかったが、尾鷲の良...
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