全国高校野球選手権和歌山大会の決勝は、智弁和歌山が2−0で星林を下し、2年連続28回目の夏の甲子園出場を決めた。今春の選抜甲子園で準優勝だった智弁和歌山は2021年以来となる全国制覇を目指す。
昨夏は近大新宮が創部以来初めて夏の県大会の決勝まで進み、今年こその思いで臨んだが、初戦で田辺に敗れた。新宮・新翔連合も初戦突破はならなかったが、最後まで全力でプレーする姿に感動した。
炎天下での試合は、選手はもちろん応援団の負担も大きい。各地方予選を見ると、さまざまな暑さ対策が見られ、三重大会では朝と夕方の比較的涼しい時間帯に試合を集中させた日程を組んだ。
試合時間短縮のため、延長戦はタイブレーク方式(無死一、二塁から開始)が採用されている。また、日本高野連は現行の9回制から7回制への移行に関しての議論を進める中、これに先行して来春の選抜から指名打者制(DH制)の導入する方針を固めた。個人的にはDH制は選手の出場機会が増えるので歓迎だが、終盤のドラマが醍醐味の高校野球を様変わりさせかねない7回制には反対だ。
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