ぐずついた天気のあとは蒸し暑くなり、晴れの日は真夏かと思うほどの暑さである。もうすでに熱中症対策が必要で、健康管理のほか、作業時や運動時にはこまめな水分・塩分補給や休憩、体の冷却、ファン付きの空調服の着用などを行わなければならない。
今月1日からは、職場での熱中症の重症化を防ごうと、労働安全衛生法の改正省令が施行され、職場での熱中症対策が義務付けられた。2024年中の全国の職場での熱中症による死傷者は、統計を取り始めた1989年以降最も多く、このうち亡くなったのは31人で、3年連続30人超となった。
先日新宮高校で、養護教諭による運動部マネージャー向けの熱中症に関する講座があった。日ごろの練習で1番身近にいるマネージャーが選手の異変に気づき、早急な対応や顧問に知らせることで重症化を防ぐことができるという。
クラブ活動でも職場でも、熱中症にならないように予防することが最も重要である。特に中高校生は若いゆえに無茶をしすぎたり、体調管理が不十分だったりすることもあるため、周りが気を配ることが大切だと感じる。
【織】
