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高校生が初めて立会人 一票の重みや公正性知った

 8日に投開票された尾鷲市長・市議W選挙で、県立尾鷲高校の生徒2人が投票所で立会人を務めた。
 
 若者に選挙への興味を持ってもらいたいと、市選挙管理委員会が4月に行われた合同企業説明会の時に学校に協力を依頼。主権者教育の一環として、学校を通じて希望を呼び掛けたところ数人から希望があり、第5投票所(市役所)と第11投票所(早田コミュニティーセンター)でそれぞれ一人が、一般の市民とともに立会人の役目を果たした。
 
 このうち、市役所では、プログレッシブコース3年の吉澤こはるさん=瀬木山町=が午前7時から午後6時までの投票を見守った。

 吉澤さんは「授業で選挙や自治体の運営の仕組みを学ぶ中で、実際の選挙がどのように行われているのが気になったので応募した」と説明。多くの職員が氏名の確認や投票用紙の交付などミスのないよう関わる様子を見て「思った以上に厳粛なルールの下で行われていて、驚いた。これまでは授業で知るぐらいだったが政治への関心が高まった。一票の重みや公正な選挙の大切さを学べた」と貴重な体験を振り返った。自身の投票は期日前に行ったという。
 
 市選管の担当者は「高校生にも(地方の選挙に)関心を持ってもらえている。より、『投票に行こう』と思うきっかけになれば」とコメント。希望者全員に割り当てられなかったことから「次以降の選挙で立会人を務めてもらえるよう相談したい」と話していた。

      6月 9日の記事

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