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不連続線「バブル末期との類似性」

 このところ、バブル経済末期との類似性が気になって仕方ない。転職に関するコマーシャルをよく見る。投資についての話をよく聞く。30年前は「中期国債ファンド」(中国ファンド)のCMが流れていた。今は政府が「NISA」などと言っている。最後に円高局面。

 さすがに「24時間戦えますか」という時代ではないが、人口、特に若者の数が急速に少なくなっていることもあり、人手不足になっている。労働時間規制の強化で、例えば30年前は3人でこなしていた仕事を4人がかりでするようになっている、などの変化があるかもしれない。

 バブルの頃より日本の実態経済は強くなっていると思いたい。一方で、人口は減少し国や自治体の借金は多くなっている。急激に経済が悪くなった時、社会を支えられるのか不安が残る。

 長く続いた不景気化に「合理化」で、都市部への事業の集中が行われた。それが現在の地方の疲弊の一因になっていると考える。同じ轍を踏まないような経営判断と施策が求められる。

(M)

      5月 1日の記事

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