先日、大阪に行く用事があり、ついでにホテルのランチバイキングを予約した。都心部のホテルにしては大変リーズナブルで人気店のようだったが、何とかネットで空きを確保することができた。

　ウキウキでホテルに到着。同行した息子とともに早速、よく分からないおしゃれな食べ物をお皿にしこたま盛っていく。ここのメインは１２種類の小盛りパスタの食べ放題。スマホでＱＲコードを読み込んで、アプリで注文する今どきのスタイル。

　３～４皿も食べれば元が取れるほど高級感があったのに、欲を出して次々とオーダー。最後の１皿を食べ終えた時、急にお腹がはち切れそうになり、冷や汗がダラダラ。貧血のような感じで、しばらく動けなかった。

　店を出て電車で移動していると、今度は胃が痛くなってきた。胃薬を水で流し込んだ瞬間、また先ほどの症状。もはや立っていられなくなり、座り込んで落ち着くのを待った。

　食べ放題は何度も経験があるが、こんなことは初めて。改めて加齢を感じるとともに、おいしいものをおいしいと感じる量を食べるのが幸せなのだと痛感した。

【織】