新野球場の照明灯は概算4億2000万円になるもよう。別途工事するのではなく、野球場整備本体に合わせて整備することで6000万円ほど浮かせられる計算が18日の行政常任委員会で示された。
3月時点の見通しより100万円高くなった。せっかく新野球場を整備するのだから、必要な設備とは思うが、案外に高い。昨年11月には3億8500万円との試算が示されていて、次第に「値上がり」している状況。
先だって行われた中学生議会で、国市浜公園の整備費を「回収できる見込みは」と質問があった。加藤千速市長の答弁は「財政計画を作っている。若い皆さん方の世代に負担を掛けることはない」。少しはぐらかした印象を受ける。
公共施設なので、利用料で整備費全部をまかなう必要はない。もう一点、市民が有効に活用することが費用対効果を押し上げる。一方で、それを踏まえても「回収」のために手を講じることは必要だ。大会やキャンプ、公園を利用したイベントの実施・誘致に官民挙げて取り組む必要がある。
(M)