11月30日まで開催中
恵苑書院(松原恵苑主宰)による「源氏物語にみる和歌と一字書展」が30日(土)まで、新宮市佐野の無印良品スーパーセンターオークワ南紀店の展示スペース(OPEN MUJI)で開催されている。「平安の雅」をテーマに、一般と高校生、松原主宰が書いた源氏物語をモチーフにした作品を展示。開催時間は、午前10時から午後8時(最終日は午後6時)まで。
紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、源氏物語の中で詠まれる和歌9点、物語からイメージした漢字4点、松原主宰の屏風作品1点を展示している。細く流麗な文字が散らされている仮名(かな)作品には、姫柄や金銀箔のほどこされた美しい料紙を使用して雰囲気を盛り上げる。期間中、フェイスブックとインスタグラムでもウェブ展を開催し、出品作品とワークショップ参考作品を発信している。
松原さんは「私たちは、書を通じて日本文化の魅力を皆さまに伝えたいと願い活動しています。仮名作品に使われる変体仮名は読みにくいと言われますが、レイアウトやバランスなどに変化をつけて調和を大切に仕上げましたので、絵画を観るように楽しんでもらえたら。拙い作品ではございますが、どうぞゆっくりご覧ください」と来場を呼びかけている。
また、24日(日)午後1時30分から4時まで、同スペースでワークショップ「和風ミニランプづくり」を開催する。和紙に季節の一文字を毛筆で書き、切り絵などを加えてアレンジ。クリスマスや正月、サクラの花バージョンなどの中から希望のものを前もって選ぶ。小学生から一般が対象で、所要時間は45分から60分。参加希望者は22日(金)までに、同書院に電話(090-8654-7608)で申し込みを。