紀北町十須、江竜地区の住宅近くで9月30日正午ごろ、クマらしき動物の目撃情報があった。町農林水産課によると、住人が家の近くの木が揺れているのに気づき、木に登っているクマらしき動物が山へ逃げていったという。
東紀州地域や大紀町ではツキノワグマの目撃情報が多数寄せられており、8月14日に熊野古道ツヅラト峠で熊野古道を歩いていた人がクマに襲われた事件を受け、県立熊野古道センターなど伊勢路沿いの7施設で、熊野古道を歩く人向けにクマよけの鈴を貸し出している。
鈴や笛、携帯ラジオなど音の出るものは、ツキノワグマに人の存在を知らせ、人を避ける行動を取らせる効果がある。
熊野古道センター以外では、尾鷲観光物産協会、紀北町観光協会(紀北町観光サービスセンター)、熊野市観光案内所、七里御浜ツーリストインフォメーションセンター(道の駅パーク七里御浜横)、大紀町観光協会(道の駅奥伊勢木つつ木館)、大台町観光協会(道の駅奥伊勢おおだい)、ごかつら池ふるさと村。